2006年07月28日

70年代、 危機と差別

6a433f80.jpg仕事関係の人に借りたので読んでます「カムイ伝」。子供の頃TVで見ただけだったので仲間から追われる忍者の話だと思っていたんですが、原作は人間の尊厳について描かれた作品なんスね。読み応えあります。

ただ、アニメの方も暗くて怖かった印象あり。思えばあの頃の作品ってなんか暗かった。ウルトラマン、仮面ライダー、キカイダー、デビルマン、人々は困った事があると彼らの助けを期待するくせに食事には招こうとしないだろうなぁ、だって彼らは異形だから。極めつけは早く人間になりたい「妖怪人間ベム・ベラ・ベロ」や「どろろと百鬼丸」。ヒーローは常に孤独で報われない。

昭和ノスタルジーみたいなのが流行りだけど、70年代はなんだか重苦しかった気がする。石油危機、核の脅威、公害とそれが生み出した公害病、日本赤軍、ロッキード事件、小野田さん、はだしのゲン、アメリカンニューシネマ、タワーリングインフェルノ、ウエストワールド、日本沈没、、、70年代は60年代のツケを払うことを強いられた時代で子供向けのTV番組にもそれは反映されていたような。インドの山奥で修業した「レインボーマン」とかメチャ怖かった。インフレで、ある日突然お金が紙屑になるエピソードとかさ。

自分が無力であると日々思い知らされ、怯え、毎晩祈ってた、それが私のローティーン時代だったかも。暗い子供だねぇ。

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この記事へのコメント
「カムイ伝」は全4巻だか5巻だかの一冊が百科事典みたいに7〜8cmくらいの分厚いやつを持ってます。母が読めと買ってくれました。「どろろ」も持ってたけど結末覚えてないなぁ。ウルトラマンにはウーとかジャミラとかシーボーズのような悲しい逸話があったり、ウルトラセブンはさらに人間ドラマが濃厚で、思えばこれらから「道徳」を学んでいたような気がします。暗いんだけど、私の人間形成にプラスに作用していると信じています。
レインボーマン、なつかしい。
インドの山奥でんでんむしむし、、って替え歌はやりませんでした?
Posted by りく&あん at 2006年07月31日 11:58
「どろろ」は結局途中で打ち切られたような気がします。「どろろ」が女の子だったのにビックリ!

当時の作品はりく&あんさんと同様に私の人間形成にも大いに作用していて、物事には多面性がある事や、キレイ事だけではすまされない事があるんだ とか、子供の頃から感じていた気がします。

ところで「でんでんむし」っすか?
私のところでは「インドの山奥 出っ歯のオジサン 学校の帰り 忍者に襲われ 鉄砲で撃たれて死んじゃった」です。

Posted by 黒猫クロマティ at 2006年07月31日 15:40