2005年09月05日

現代音楽の行き着くところは民族音楽なのか

e36e2b3d.jpg『炎のジプシーブラスー地図にない村から』(監督・脚本:ラルフ・マルシャレック、出演・音楽/ファンファーレ・チォカリーア)をCSで観ました。

ルーマニアにある人口400人足らずの小さなロマ族の村から生まれたブラス・バンド「ファンファーレ・チォカリーア」を追ったドキュメンタリー。
彼らの音楽はエミール・クストリッツァ監督の『アンダーグラウンド』等にも用いられていますが、特長は超高速の演奏。兎に角盛り上がらずにはいられない高揚感のある音楽です。彼らが世に出るきっかけは、良い音楽を求めて放浪していたドイツ人音楽プロデューサーとの出会いで、彼とその仲間は結局ロマの女性と結婚するんですけど、これには同じくロマの音楽を求めて旅する男の話であるトニー・ガトリフの『ガッジョ・ディーロ』を思い出しました。

公開当時見損ねてしまって残念に思っていたので凄く楽しみにしていたんだけど、意外と期待した程じゃなかったなぁ。ワールドツアー、村の生活、ドイツ人プロデューサーとロマ族の交わりと言う3つの話がブツ切れで行ったり来たりするのでちょっと乗り切れなかったのかも。それぞれをもう少しじっくり撮して欲しかったス。特に演奏が中途半端なのは如何なモノか。因みに一番良いステージ・シーンは東京でのライブでした。10月には再来日して今度は日本各地を回るようなので、この辺の音楽に興味ある方は要チェックです。



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この記事へのコメント
この手の火付け役である、タラフドゥハイドゥークスは何年か前に見ましたよ。
彼らは初来日の前にパリコレだかでヨージヤマモトのショーのモデルを務めてたんですが、その後来日してヨージに?『貰ったズボンが破れたから新しいのくれ』とか言ったか・・・・。

それと名前は忘れましたけど、ジプシー系のバンドが来日して、公演後客が帰る前にロビーに出てきて当然のごとく演奏し始め、客からお金を頂戴していたというのを読んだことあります。

この映画は見てないすけど、もともと結婚式とかで演奏して生計立ててた人達ですよね?
生命力溢れる図太い生き方が羨ましいっす。
Posted by カルアル at 2005年09月05日 20:10
>カルアルさん
>ロビーに出てきて当然のごとく演奏し始め、客からお金を頂戴していた
ってイイッスね!
映画の中にはハチ公前でのゲリラ・ライブ・シーンがありました。彼ら、お札を額に貼り付けて演奏していましたよ(笑)

>結婚式とかで演奏
そもそものルーツは19世紀のはじめにバルカンを北上してきたオスマン・トルコの軍楽だそうです。トルコの笛をヨーロッパのブラスに変えて、用途も軍楽から冠婚葬祭へと切り替えたんだそうです。

Posted by 黒猫クロマティ at 2005年09月05日 21:21
>彼ら、お札を額に貼り付けて演奏していましたよ(笑)

あっ、そいつらかもしれないです。
ストリッパーの下着に札をねじ込む、みたいな見物客参加型の集金スタイルっすよね。
愛嬌あって憎めないオッサンばっかだし、客もついついって感じなんでしょうね(笑)
Posted by カルアル at 2005年09月05日 23:07
ハチ公前だからなー、遭遇したかったスね。
ファンファーレ・チォカリーアは10月に渋谷o-west(eastだったかな?)でライブ予定。ちょっと気になります。

Posted by 黒猫クロマティ at 2005年09月06日 00:39