今や時代劇ファンにとって地上波では唯一のオアシスであるNHK金曜時代劇。先週から始まった新シリーズは藤沢周平原作の『秘太刀 馬の骨』(毎週金曜日午後9時15分〜<全6回>)。
疾走する暴れ馬の首を一頭両断した秘剣「馬の骨」と北国の小藩に渦巻く陰謀の物語。主役の石橋銀次郎を演じるのは、同シリーズの『蝉しぐれ』でも牧文四郎を演じた内野聖陽。
内野聖陽はいいです。今回はちょっと空回り気味ではあるけれど、キリっとした強さがあって好感が持てます。
第一回を見た感じではコミカルでミステリーの要素もあって勿論チャンバラも楽しめる、NHKらしい番組で今後が楽しみですが、掲示板などを見ると原作とはかなり違うらしく批判的な意見も多いようです。藤沢作品の映像化はやりたい気持ちは凄く分かるけど、結構難しいんですよね。ドラマを見終わってから原作を読もうと思ってます。