2005年05月13日

今更ですが母の日にちなんで

先週日曜日は母の日でしたね。花なんぞを送ってお茶を濁してしまった私ですが、母の事を考えると良く思い出す風景があるんです。

それは私が小学校の6年生の頃で、当時黒猫一家は新宿にある父の会社の社宅に住んでいました。その頃私は放課後に家から歩いて20分位かかる新宿西口の塾に通っていたんですけど、場所が場所だし途中には暗い道も多いので、授業が終わると母がいつも迎えに来てくれました。

正直ちょっとウザかったです。親が来たんじゃ友達と買い食いする事もできやしない。
でも母だってあの暗い道を一人歩いて迎えに行くのは難儀だっただろうなぁと今更ながらにありがたく思ったりします。

そんな冬のある寒い日の塾帰りに母が「お父さんや弟にはナイショやで。」と言って、当時はここそこにあった札幌ラーメンのチェーン店でラーメンを食べさせてくれました。
子供にはありがちですけど、私も「自分は母に嫌われているし、弟よりも愛されていない。」と思っていました。そんな母との秘密・・。嬉しかったです。

あの夜のラーメン店の静けさ、暖かい照明、トッピングのコーンとバターやラーメンから立ち上る湯気。外はしんしんと冷えた冬の夜。
その風景を想い出すと、時々胸がいっぱいになって泣きたくなるのです。



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この記事へのコメント
素敵な思い出ですね。
そういう“大切な記憶”がひとつあっただけでも、きっと人生というのは生きるに値するものなんだろうな…と、しみじみ。

母親といえば、先日、成瀬監督の『おかあさん』を久しぶりに見ました。
昔見た時は、素直に泣けて感動したこの映画。でも今回は、里子にだされる次女に対し、田中絹代のおかあさんがあまりにすんなり「割り切っている」風なのに、今さらながらウ〜ンと思わされました。

優しいだけじゃ、「母親」はつとまらないんですね…
Posted by やましん at 2005年05月13日 16:23
あああ、私も思ってました「自分は母に嫌われているし、弟よりも愛されていない」。
実際母親にとっては年のいった娘より、幼い弟のほうが可愛いものですし
(たとえ同姓でも幼いほうが可愛いですしね)・・・今はその気持もよくわかります(笑)。
鮮やかなバターやコーンのラーメンの湯気に、なんだか私も胸がいっぱいに(ずびび・・・)。
Posted by ジマイマ at 2005年05月13日 22:13
>やましんさん
>里子にだされる次女
「おかあさん」ですけど、いじらしいです、チャコちゃん。お姉ちゃんよりも大人だったりして。
「かあちゃん」も14才で奉公に出たって事だし、当時は子供に対してそう言うあきらめがあったのかもしれませんね。

>ジマイマさん
長女とか長男ってなーんか親の顔色うかがってしまう所があるようです。
>幼い弟のほうが可愛いものですし
しかも私はヒガミっぽくて意地悪でヤなガキだったので尚更だったと思います。今もそうだって噂もありますけど(笑)


Posted by 黒猫クロマティ at 2005年05月14日 12:01
こんにちは〜
お久しぶりでやんす、宝月です。
またまたおねいさんったら、この年代のくたびれかけたハートにじんわり染みるようなことを語ってくれたりして。
もぅ、しみじみしてしまうじゃないっすか。
宝月も屁理屈こねまわす可愛らしくないガキでしたからねぇ。
ホントは寂しがり、なんてことに気づいてくれっこないような両親だったなぁ。

けど、自分が成長するにつれ、幼い頃感じていた寂しさや孤独感は少しづつ埋め合わせていけるものなんですね。
年をとるとはこういうことか・・・としみじみしてしまう今日この頃っすよ。
Posted by 宝月 at 2005年05月16日 16:33

宝月っちゃん、久しぶり!元気だった?

私の場合家を出てやっと親と話せるようになったって感じでしょうか。反抗的な子供ではなかったのですが、どちらかと言うと醒めた子供ぶってたので、会話が無かったんスよ。

宝月っちゃんがかーすけさんの所に書いていたバスのお話もイイッスね!優しい気持ちになります。
グリンピースご飯、私も食べたいなぁ。

Posted by 黒猫クロマティ at 2005年05月16日 19:14