2005年01月31日

酔っ払いの夜

f7c38a0a.jpg部屋でひとりワインなど飲んでいたら、突然無性にブルース・スプリングスティーンの「THE RIVER」が聞きたくなりました。酔っ払って感傷的になると良くある話しなんですけど。

「BORN IN THE U.S.A.」以降はあまり聞かなくなってしまいましたが、デビュー作の「アズベリー・パークからの挨拶」なんてとても好きだし、初期の作品は今も時々聞いたりします。

「THE RIVER」はラスト近くの
Now those memories come back to haunt me
They haunt me like a curse
Is a dream a lie if it don't come true
Or is it something worse.

ってところで、何時も胸がいっぱいになるんだなぁ(泪)

ブルースのステージは88年アムネスティーのチャリティーライブで一度見たきりですが、ハンパじゃなく盛り上がったス。85年の単独ライブに行かなかった事は今も後悔してます。


ザ・リバー byブルース・スプリングスティーン

俺の故郷は谷の町だった
そこでは若者は親父の跡をつぐように育てられるんだ
俺とメアリーが出会ったのは高校時代で
彼女はまだ17歳だった
二人で谷を抜け出して
緑の野原へドライブに行ったものだった

川へ行き
川の中へ飛び込んで泳いだんだ
ああ 川へ行ったものだった

それからメアリーを妊娠させた
彼女が書いてよこしたのはそれだけだった
俺は19歳の誕生日に
労働組合の会員証と結婚式の上着を手に入れた
二人だけで役所へ行って手続きをすませた
結婚式の笑顔も 教会での式もなく
花もウェディングドレスもなかった

その夜二人で川へ行った
川の中へ飛び込んで泳いだんだ
ああ 川へ行ったものだった

ジョンズタウン建設会社に職を得たけど
近頃は不況であまり仕事がない
大切だと思われたすべてのものが
みんな空しく消えてしまうようだ
俺は何も覚えていないというフリをし
メアリーはちっとも気にしないというフリをしている

でも兄貴の車を借りて二人でドライブした時のことは覚えている
貯水池でのメアリーの日焼けしてぬれた肌はステキだった
夜 堤防で 俺は目を覚まして
彼女の息を感じる為に彼女を近くに抱き寄せた

今 こんな思い出がよみがえり 俺を苦しめる
呪いのように俺をとらえて苦しめるんだ
かなわなかった夢は偽りなのか?
それとももっと悪いものなのか?
俺を川へ行かせるほどに
川は干上がっていると知っていながら
俺を川に行かせるほどに悪いものなのか?

川へ
あいつと俺は
川へ俺たちは行くのだ・・・

  

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2005年01月29日

「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

083f1244.jpg昨日「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」(監督・脚本:フランソワ・デュべイロン、出演:オマー・シャリフ他)を見ました。

60年代、パリの裏町に父親と二人で住む孤独なユダヤ人少年と食料品店を営むトルコ移民の老人との交流を描いた作品です。
特別な話しではないのですが、見ていてニコニコしてしまうような優しい映画で気持ちが良かったです。
「アラビアのロレンス」で有名なオマー・シャリフのあの存在感は、彼の人生が反映されたものなのでしょうね。私ももっと人生と真摯に向き合わなけりゃ、とてもあんな風に歳とることはできないなぁと反省しました。

東京では恵比寿ガーデンシネマで2月4日(金)まで上映してます。

ところで同劇場ではウディ・アレンの新作「さよなら、さよならハリウッド」を春にも上映予定。
前売り券を窓口で購入したらメモパッドが付いてきました。

わ〜い!カワイイよ〜。
  
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2005年01月28日

「ジェニファー政府」の話し

67437fed.jpg『ジェニファー・ガバメント』(マックス・バリー著)という本を読みました。
この作品はミステリーチャンネル(有料放送)の「闘うベストテン2004」で7位に選ばれていましたが、ミステリーと言うよりSFかな?

舞台は合衆国連邦(!)。そこでは全ての市民が企業に登録されていて、ラストネームは自分が所属する企業の名前を名乗っています。政府に力はなく出来ることは暴力を取り締まる事ぐらい。

そんな中、ナイキのゲリラ・マーケティング主幹ジョン・ナイキは最新スニーカーの人気を煽る為、購入者10人の殺害を企みます。騙されてこの仕事を引き受けたのが商品管理部のハック・ナイキ。

ところがハックは小心者でビビって即警察へ。すると巡査部長のピアソン・ポリスからその殺人を警察に下請けに出しては?と提案を受けるのです。結局ハックは12万ドルで警察と契約。その後警察はこの仕事をNRA(全米ライフル協会)に孫請けに。

このオープニングにはかなり興奮。ただ、この後世界を牛耳る2大広告代理店の争いにNRAも絡んでメチャメッチャになってくのですが、登場人物が多くて場面がスイッチしまくるのでちょっと疲れました。あと、もっとキャラの性格付けを極端にしたらいいのに。それと、レア物のスニカーを巡る騒ぎってのも話題的に古いような・・。まぁでも皮肉たっぷりな内容にドンパチもあり、なかなか楽しい作品ではありました。

因みに、オビには「ソダーバーグ&クルーニーで映画化決定!」と書いてありましたが、ソダーバーグねぇ。ヤな予感しますねぇ。
あの監督はこういうブラックユーモア的なモノをやりたがるけど、どっか泥臭いっつーかズレてるからなぁ(ファンの方ゴメンナサイ!あくまで私の好みの問題です)。その場合、ナイキ、三井、ペプシ、エクソンモービル、NRA、etcなんて思いっきり実名はオッケーなのか?
あと、クルーニーは誰役だろ?

なんだかんだ言って結構楽しみだったり・・・。
  
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2005年01月27日

「トニー」と言えば?

7e0507c5.jpg映画館で『トニー滝谷』(監督:市川準、出演:イッセー尾形/宮沢りえ)の予告見ました。原作は短編小説『レキシントンの幽霊』村上春樹著。

そういえば随分前に古本屋で買ったけど、ほっぽらかしてたなと思い出して昨日読んでみました。「孤独」って宿命みたいなものだよなぁと思わせる作品です。映画の方はどうかな?市川準って『ざわざわ下北沢』って言う内輪ウケ映画しか見てないので分かりませんが。

村上作品の映画化と言えば20年位前に『風の歌を聴け』(監督:大森一樹 出演:小林薫/真行寺君枝/古尾谷雅人)をTVで見ましたが、かなり激しくスベってましたね。

あと最近はサイモン・マクバーニー演出の演劇『エレファント・バニッシュ』があります。こちらは見てないけど、評判は良いみたいです。

私はデビューした頃からの村上春樹ファンで、翻訳モノや作品の中でピックアップされた小説、音楽まで聴いてきたし、現在も彼の姿勢みたいなものが好きなのでこの先ずっと応援していくとは思います。
ただ、正直ここ10年位の作品にはしっくりこないモノもありますね。

大体「ホテル・アルファヴィル」ってネーミングはどうなの?(映画は好きだけど)

あと「トニー滝谷」で言えばヒロインの「服のサイズ7号、身長161cm、靴22cm」てサイズが、身長154cm、靴22.5cmで同じ7号サイズの私にはなーんか納得できん!

年をとると、つまらんことが気になります。



  
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2005年01月26日

これから公開の地味〜な映画

a7f95e07.jpg昨日「オランダの光」と言う映画を見に行きました。

この作品はフェルメールやレンブラントらが遺した名画の源「オランダの光」を探し求めるドキュメンタリーです。映像がもの凄く美しくてなかなか興味深い作品でして、映画館から出たら「光」がカタチとして見える錯覚に陥りました。だだ、私には上級過ぎて正直言ってちょっと眠くなりましたケド。


さて、今回予告やチラシで気になった今後の公開作品は・・

『永遠のハバナ』監督:フェルナンド・ペレス
ハバナに暮らす12人の登場人物達をセリフやインタビュー、ナレーションを一切排除し、映像や街の音と音楽だけで表現した映画。

『マニシスト』監督:ブラッド・アンダーソン 主演:クリスチャン・ベイル
機械工(マニシスト)であるトレバーは原因不明の不眠症に陥り365日眠っていない。そんなある日、自宅の冷蔵庫に不気味なメモを見つけるのだが、それと前後して不可解な出来事が・・・

『ソン・フレール』監督:パトリス・シェロー
監督は「王妃マルゴ」のパトリス・シェロー。兄のトマは血液の病に冒され、弟リュックはその兄を看護する。それまで反目しあって別々の人生を歩んで来た二人は兄の最期をどのように迎えるのか。

『モーグ』監督:ハンス・フェルスタッド
エレクトロ・ミュージックの歴史に多大な影響を与えたシンセサイザーの父、モーグ博士の半生とシンセサイザーの発展を追ったドキュメンタリー。

さて、何本見られるか。
今回はなんせ行った映画館がユーロ・スペースと言うマニアな映画館だったので「マニシスト」以外はラインナップがかなり地味っすね。

  
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2005年01月24日

マイクロソフトカップ 1回戦

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ラグビートップリーグの上位8チームによって行われるトーナメント戦「マイクロソフトカップ」が23日開幕。

昨日は私が応援する神戸製鋼と昨年の本大会覇者であるNECの試合を見に、東京青山の秩父宮ラグビー場に行きました。

昨日の東京は時々あられのようなモノもちらつく寒い日で、思いつく限りの厚着で出かけたのですがやっぱり寒い。こりゃ身体の中から暖めなくちゃと早速ワンカップの熱燗を購入。
ふー、寒い時にゃあこれに限る。しかし周りにはビールを飲んで中から冷やしている強者も多数おりました。

試合の方はひっさしぶりに神鋼のプレイがスムーズに流れ、結果51対16でNECを下てし準決勝に進出!一昨年からラグビーに限らず野球にしろ競馬にしろ、現地で見ると応援した方がことごとく負ける疫病神と化していた私の連敗記録も遂にストップ。
今年の私はひと味違うかもしれない。ついに負け組から勝ち組へ?

などと妄想を膨らませつつ家路へ。
途中寒さのあまり三軒茶屋の「万豚記
」で「紅坦々麺」なるスープが真っ赤な激辛ラーメンを食して帰宅するとちょうど3時、競馬の時間だ(つーか、間に合わせるべく第二試合を見ずに帰ったんですけど)。京都と中山で勝負だ!

結果は・・・う〜ん。言いたくない。思い出したくないので割愛。

ひとつ残念だったのはNECのSO、ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼンがケガで欠場だったこと。
ヤコは現役南アフリカ代表で、こんな人が日本でプレイしちゃってイイわけ?なスゴイ人なんです。言ってみればベッカムが浦和レッズでプレイしてるようなもの(言い過ぎ?)。見たかったなー。なんだよモー。

あと、勝ちたかったなー、競馬。(←結局それかよ!)

  
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2005年01月21日

パゾリーニの「アッカトーネ」。助監督はベルトリッチなのね。

29025c40.jpg昨日TVでパゾリーニ監督のデビュー作「アッカトーネ(61年)」を見ました。

自らをアッカトーネ(乞食)と呼ばせている主人公のヴィットーリオは自分の彼女に売春をやらせて、そのあがりで贅沢な暮らしをする所謂ヒモ。
ある日彼女が警察につかまった為収入源がなくなり、たちまち文無しに。それでも仕事もせずに仲間とつるむ日々だったのですが、前妻の勤め先で知り合った若い女性ステラと恋に落ちます。

最初アッカトーネはステラにも売春させようとするのですが、ウブな彼女に売春は無理。で、一大決心をしてマジメに働く事にするのですが一日でリタイア。盗みに手を出して最期には・・・と言う話しです。

パゾリーニってことでちょっと構えて見たのですが、凄く話しに引き込まれました。
「マジメに働けや!」とケツを蹴飛ばしたくもなるのですが、汗水たらして働いても貧困からは抜け出せそうにもない。諦めて分相応の暮らしをする彼に魅力を感じるかと言えばそうとも言えない気がしました。ラスト近くにアッカトーネが見る夢の映像がとても印象的。

ところで以前彼氏に「おまえのヒモにしてくれ。かわりにオレが家事全般を担当する」と言われたことがあります。

分かってない!

それじゃ「ハウス・ハズバンド」でしょ。立派な仕事でしょ。
「ヒモ」は家事なんかやっちゃいかん。家ではダラダラ寝たりで役に立たず、外では女の稼ぎで派手に遊ぶのよ。それが「ヒモ道」っちゅーもんだと私は思う。
ヒモだってひとつの才能なのだ。


注)辞書によると「ひも」→「情夫」→「夫以外の愛人。いろおとこ。かくし男」となっているのですけどね。  
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2005年01月19日

「花へんろ」に泣く

c4edae14.jpg最近日本映画専門チャンネルでNHKのTVドラマ「花へんろ〜風の昭和日記〜」が放映されています。
この番組は85年に放映されたもので、出演は桃井かおり、小倉一郎他でナレーションは渥美清。四国のへんろ道に面した商家が舞台で、大正天皇崩御から物語がスタート、太平洋戦争など時代に翻弄される人々や家族の姿を描いた作品です。

生きることに真剣だからこそユーモアがあって、おかしくて、悲しい。
そんな人々の姿が丁寧に描かれていて、ついついウルウルしながら
見てしまいます。
今の世の中、言葉にして主張しなけりゃ通じない事がたくさんあって、それはそれで大変重要な事だと思います。
けど、言葉じゃない機知みたいなものを察するのは日本人の美徳だったんじゃないかなぁと、このドラマを見ていると感じます。

この作品の脚本は早坂暁で、彼は吉永さゆり主演「夢千代日記」の脚本でも有名ですよね。こちらは、母親の胎内で被爆し、原爆病と闘いながら小さな温泉町で置屋を営む夢千代と彼女をめぐる人々を描いた傑作です。

しかし早坂暁ってかの悪名高き映画「北京原人 Who are you?」の脚本も書いてると知ってめまいがしました。
いや、見てないけどさ、「シベ超」や「デビルマン」と比較されるような
作品なんですよね?

一体どう言う事なのか?知ってる方がいたら教えてください。

  
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2005年01月18日

「鬼平犯科帳」新作放映!

585036f5.jpg2月8日(火)7時から全国フジTV系列で「鬼平犯科帳スペシャル〜山吹屋お勝〜」が放映されます。
ヤッホーーーーッ!!
既に映像化された作品のリメイクですが、4年ぶりの新作なのでやっぱり嬉しいです。

ただ、単発のスペシャルってかえって欲求不満が高まるんだよなぁ。
未映像化の原作も残り少なく、相模の彦十こと江戸屋猫八さんも亡くなった今、第9シリーズの制作を望むのは現実的ではないのですが。

現在時代劇専門チャンネルでは萬錦の「鬼平」を放映していますが、どうもゴツくていけない。一方、吉右衛門の父ちゃん中村白鴎のヴァージョンは味があります。特にモノクロ時代のシリーズは音楽、映像、脚本ともに影があっていいんだなぁ。

とは言え、やっぱり私にとっての鬼平は吉右衛門。そしてジプシーキングスに勝るものなし、と言いきってしまおう。

いよっ!待ってました、播磨屋!日本一!

  
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2005年01月17日

「夜明け前」の湯河原

bedbd505.jpg週末湯河原温泉でしっぽり和んできました。

泊まったのは島崎藤村が好んで宿泊したってのが売りの木造旅館。古いけど手入れが行き届いてて良い所でしたよ。

ただ、午前3時頃バタバタと何者かが屋根を走る音と、悲鳴のような鳴き声にたたき起こされたのにゃぁ参ったー。
サルのしわざです。

仲居さんの話ではサルが出没しだしたのは近年の話しだそうで、日光のサルみたく凶暴ではないらしいのですが、主に冬や天気が悪い日にやって来て、窓から入って食べ物を盗んだりするそうな。

山から下りて来ざるを得ない状況に追い込まれている彼らには同情します。
雨宿りなりなんなりすれば良い。
けど、いちいちギャーギャー鳴いて騒がなきゃならんのかね?
「夜明け前」なんだから静かにしてもらいたいんだけどなぁ。
などと言う分別をサルに求めるのは無理な話か・・


  
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