2005年03月18日

『遊侠五人男』

5172cd2b.jpg『遊侠五人男(1958年)』(監督:加戸敏 出演:長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎、木暮実千代)

何だかヤな事があってすっかり気が滅入ってしまったある日「ああもうムシャクシャする!」と気を紛らわすべくHDDに撮りだめていた映画を検索、時代劇で現実逃避するかと見始めたのがこの映画。

身代わりで捕まった親分を救い、叔父の仇を討つべく長谷川一夫や勝新らが旅をする痛快股旅ものでして、任侠の世界を舞台に人情だとか恋だとかが派手に繰り広げられる大映の「オールスター任侠時代劇」です。(併映は『有楽町で逢いましょう』だったらしい)

正直言って全然たいしたこと無い映画なんです。
ああでも凄く楽しいんだなぁ。まず大映映画は基本的に着物とか美術が美しいので落ち着いて気持ち良くみられます。役者も役者らしくて色気がある。でもって、なんと言っても会話のリズムがイイわな。

私が好きなもの、歌舞伎だとかハードボイルド小説、海外の刑事ドラマ等共通項は会話のリズムなんですね。

見終わって気分爽快!(←単純?)
時代劇バンザイ!

但し、我らが雷蔵様はお役人役で殆ど出て来ないのよ(泪)。実際の遊侠は四人男じゃん!(怒)



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