2005年02月25日

義経と弁慶

3289f03d.jpg何十年ぶりかにNHK大河ドラマ「義経」を毎週見ています。
タッキーも頑張ってますし、有名な弁慶との五条橋でのシーンはなかなか美しかった。

義経と弁慶と言えば最も有名な歌舞伎の演目「勧進帳」が思い出されます。

「勧進帳」は兄頼朝と仲が悪くなってしまった義経が、弁慶らわずかな家来とともに、平泉の藤原氏のもとへと落ちて行く途中、彼らを捕らえようと頼朝が設けた関所での様子を描いた作品です。

一行は山伏に化けて関所を通過しようと試みるも、関所を守る富樫左衛門はこの情報を知っていたので、一行を怪しんで通しません。
そこで弁慶は何も書いていない巻物を勧進帳(お寺への寄付を訴える嘆願書)と見せかけて読み上げるわけです。

これを信じて一旦は彼らを通そうとする富樫ですが、変装している山伏の中に義経に似た者がいる、と家来が訴えた為「山伏たち、待て」と呼び止めます。絶体絶命!

そこで弁慶はバレないように、さも相手が小者であるかの如く「お前が遅いから疑われるんだ!」と義経を持っていた棒で強く打ち据えるわけです。これはもう本来なら主人を殴るなんてあり得ないワケでして、それを見た富樫は、弁慶の痛切な思いに感じ入って関所を通すのです。
富樫だって事が露見したら死罪ですからね。
お互い全て分かっているのに、口には出さず互いを思い合うって話しには弱い。
泣かせます。

因みにこの話し、富樫の「情」、弁慶の「知勇」、義経の「品位」ってのが日本男児の理想とされていると言われているそうです。

私は松本幸四郎と団十郎(多分)の弁慶を見た事があるのですが、是非一度中村吉右衛門の弁慶が見たいんです。一度TVで見たのですが素晴らしかったので。



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