映画館で『トニー滝谷』(監督:市川準、出演:イッセー尾形/宮沢りえ)の予告見ました。原作は短編小説『レキシントンの幽霊』村上春樹著。
そういえば随分前に古本屋で買ったけど、ほっぽらかしてたなと思い出して昨日読んでみました。「孤独」って宿命みたいなものだよなぁと思わせる作品です。映画の方はどうかな?市川準って『ざわざわ下北沢』って言う内輪ウケ映画しか見てないので分かりませんが。
村上作品の映画化と言えば20年位前に『風の歌を聴け』(監督:大森一樹 出演:小林薫/真行寺君枝/古尾谷雅人)をTVで見ましたが、かなり激しくスベってましたね。
あと最近はサイモン・マクバーニー演出の演劇『エレファント・バニッシュ』があります。こちらは見てないけど、評判は良いみたいです。
私はデビューした頃からの村上春樹ファンで、翻訳モノや作品の中でピックアップされた小説、音楽まで聴いてきたし、現在も彼の姿勢みたいなものが好きなのでこの先ずっと応援していくとは思います。
ただ、正直ここ10年位の作品にはしっくりこないモノもありますね。
大体「ホテル・アルファヴィル」ってネーミングはどうなの?(映画は好きだけど)
あと「トニー滝谷」で言えばヒロインの「服のサイズ7号、身長161cm、靴22cm」てサイズが、身長154cm、靴22.5cmで同じ7号サイズの私にはなーんか納得できん!
年をとると、つまらんことが気になります。